梅雨も明け、暑い夏がやってきました。
暑い夏に心配なのが熱中症です。
熱中症にならないように予防することももちろん大切ですが、「もしも熱中症になったらどうするか」
「熱中症の人がいたらどうするか」を今回はまとめてみました。
熱中症はどのようにして起こるのか?🌞
熱中症を引き起こす条件は、「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考えられます。
「環境」の要因は、気温が高い、湿度が高い、風が弱いなどがあります。
「からだ」の要因は、激しい労働や運動によって体内に著しい熱が生じたり、暑い環境に体が十分に対応できないことなどがあります。
その結果、熱中症を引き起こす可能性があります。
暑さを避ける、身を守る!
①室内では
- 扇風機やエアコンで温度を調節
- 遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用
- 室温をこまめに確認
②屋外では
- 日傘や帽子の着用
- 日陰の利用、こまめな休憩
- 天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控える
③からだの蓄熱を避けるために
- 通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
- 保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
④こまめに水分を補給する
室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、
こまめに水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給しましょう。
熱中症の人を見かけたら、まず何をすべきか
もしも「熱中症かな?」という人を見かけたら、まずは涼しい場所に移動させましょう。
次に、風通しをよくするために衣類をゆるめ、体を冷やします。特に、「首の周り」「脇の下」「足の付け根」を冷やしましょう。これらの場所には、太い血管が通り、大量の血液が体内に戻っていく場所なので、ここを冷やすと全身を冷やすことができるからです。
そして、冷たい水を手渡して、自分で飲んでもらいます。大量の発汗があったときには、塩分も一緒に補える経口補水液やスポーツドリンクなどが最適です。
もしも自分で水分をとれないときには、すぐに医療機関を受診しましょう。
医療機関を受診する目安は?
まず、熱中症が疑われる症状があり、呼びかけても反応がない、意識がない時には、迷わず救急車を呼びましょう。
また、水分を自力で摂取できない場合、あるいは、水分をとっても症状が良くならないときには、速やかに医療機関に行きましょう。
なお、救急車を呼んだ場合、医療機関に連れていく場合にも、体を冷やすことが大切です。
重症者の救命は「いかに早く体温を下げられるか」にかかっているので、熱中症が疑われる人がいれば、できる限り早く、体温を下げるサポートをしましょう。
自力で水が飲めない、意識がない場合は、ためらわず救急車を呼びましょう!!
子どもは熱中症に特に注意です!
汗腺が未発達で体温調節がうまくできない
子どもは、大人より体重あたりの基礎代謝が高く、体温も高いのが特徴です。大人と比べて、汗腺が未発達なため、うまく体温調節をすることができません。
また体重当たりの表面積が大きいため、環境の温度変化の影響を強く受けます。
炎天下の車の中など、積極的な体温調節が必要となる32~34̊Cを超えるような高温度環境では、じっとしているだけでも短時間で体温が上昇し、生命に危険が及ぶこともあります。
外出するときは要注意
気温が高い晴れた日に外出する時も注意が必要です。
晴れた日は、熱くなった地面近くの気温は高く、照り返しによる熱の影響も大きくなります。
例えば気温が32℃のとき、地面から50cmの高さでは35℃、5cmの高さでは36℃以上になっていました。
ベビーカーに乳幼児を乗せて外出するときは、様子を見ながら十分気をつけましょう。
子どもの熱中症を防ぐポイント
①顔色や汗のかき方を十分に観察しましょう
②適切な飲水行動を学習させましょう
③日頃から暑さに慣れさせましょう
④服装を選びましょう
損保ジャパンのカラダの保険には熱中症特約もございます!
外出中に体調不良になり、熱中症と診断された場合や、ゴルフ中に熱中症で倒れ
救急搬送、そのまま入院になった場合等、補償対象となります。
気になる方は是非お問い合わせください!
参考URL
熱中症に特に注意したい人|大塚製薬 (otsuka.co.jp)https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/heat-disorders/caution/
環境省熱中症予防情報サイト 熱中症の予防方法と対処方法 (env.go.jp)https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness.php